【 ＰＲＩＤＥ 】
「私にプライドは見せないで。 あなたのプライドなんか見たくない・・・」
他人視点で生きていくこと。
お客さまのために。
女房子供のために。
それが社会のルールだと刷り込まれてきたようだ。
犠牲も致し方ない、生き残りのサバイバルなんだと。
人を欺いたり、やりこめたりしてでも勝つこと。
それで得られるのは、瞬間の満足。
心から勝ったという気には、けしてならない。
「誰かの為にじゃなくて、自分の為のプライドを持って。
私が私を守る為に別れると決めたの・・・
自分に素直になることがあなたの為にもなるんだって・・・」
守っていたのは、他人に対してのプライド。
他人の為のプライドだった。
自分の為に自分を大切にしなければならないということ。
相手の為にも自分を大切にしなければならないということ。
そう伝えてくれたのだった。
yoshi