【  薔薇色の虚しさ 】

 

「こう見えても、わたし働くの好きだから。仕事の面でも役に立てるパートナーになれると思う・・・・」

 資格があるから・・・・

似たような仕事の経験があるから・・・・

もう、そういう観点から恋愛関係を成立させようとするのはやめにしないか。

経済社会の優位性を恋愛に持ち込んでしまう。

有利であるとか得であるとか・・・・。

 逆に、立場を入れ替えて言ってみようか。

オレ、家事やるの好きだよ。育児もできるし、なにより給料高いから安心できるよ。

どう?こういの。 理想的?

将来の役に立つからという理由で一緒になること。

目が眩むんだ。

思わず、人間って。

薔薇色の理想が過ぎると。

 理想の裏で見失っているものがあることに気付けるだろうか。

計算した時点で心は渇いてしまっている、と。

それでも、もし続けていくとしたら・・・・

yoshi

 

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